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5mlの香水はどのくらいもつ? 容量別の使用回数や香水の使用期限について

5mlの香水はどのくらいもつ? 容量別の使用回数や香水の使用期限について

小さなものから大きなものまで、さまざまなサイズの瓶で売られている香水ですが「選択肢が多過ぎて、どのサイズを選べば良いかわからない」「お試しサイズとしてよく見かける5mlの香水は、実際にどのくらい使えるの?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。  香水は高価なものでもあるので、できれば後悔のない買い物をしたいところですよね。一般的に大きなサイズの香水の方が量に対する価格が安くなり、お得感があるように思われますが、実は香水には「使用期限」が存在します。使用期限を過ぎてしまうと、保存状態によっては香りや成分が劣化してしまうため、使い切れる量の瓶を選ぶ必要があります。 この記事では、それぞれのサイズの香水が「具体的に何プッシュ使えて、どのくらいの期間もつのか」や「香水の使用期限」「香水を長持ちさせる方法」などについて、詳しくご紹介していきます。どのサイズにするべきか、香水選びに迷った際はぜひ参考にしてみてくださいね。 お試しサイズとしてよく見かける「5ml」瓶の香水は実際どのくらいもつ? お試しサイズとして見かけることの多い「5ml」の香水の瓶ですが、実際にはどれくらい使うことができるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。 香水がどれくらいもつのかは、スプレー式のアトマイザーなのか、一滴ずつ使える形状のものなのか、瓶の種類によっても大きく異なります。 また、香水は香料の濃度によって大きく4種類に分けられ、それぞれ香りの継続時間や1回に使用する適量が異なります。例えば、香料の濃度が濃い「オードパルファン」や「パルファン」は、手首などに一滴垂らすだけでも何時間も香りを楽しむことができ、小さな瓶で売られていることも多いです。 逆に香料の濃度の薄い「オーデコロン」や「オーデトワレ」の場合、1回につき1〜2プッシュ使用することになります。香りの継続時間も短くなるため、1日中香りを楽しみたい場合は途中で重ね付けをする必要があります。 「オードパルファン」「パルファン」「オーデコロン」「オーデトワレ」これらは一回の使用量をワンプッシュ(約0.05ml)として100回使えると考えられます。「5ml」サイズの香水の瓶について、大体のイメージが掴めたでしょうか。香水の種類とそれぞれの適量については、後の項目でもご紹介しているので参考にしてみてくださいね。 香水の種類とそれぞれの適量について 前述の通り、香水は大きく分けると4つの種類に分けられます。香料の濃度によって分類されており、濃度が高くなるほど「香りの持続時間」が長くなります。ここでは、使用する際の適量やそれぞれの特徴についてご紹介していきます。 オーデコロン 1回の適量:1〜2プッシュ 香りの持続時間:1~2時間程度 香料の割合:3~5% 「オーデ」は、フランス語で「水の」という意味を指し、香水の中で最も香料の濃度が低く、香りの持続時間が短い種類です。さりげなく香りを楽しみたい方や、就寝前に使ってリラックスしたいという方にもおすすめです。 オードトワレ 1回の適量:1〜2プッシュ 香りの持続時間:2~4時間程度 香料の割合:5~10% 軽やかな香りと程よい持続時間で、香水初心者さんにも扱いやすく人気のタイプです。1日中香りを楽しみたい場合は、匂いが薄くなってきたタイミングで重ね付けをする必要があります。 オードパルファン 1回の適量:1〜2滴(スプレータイプの場合は軽く1プッシュ) 香りの持続時間:3~5時間程度 香料の割合:10~15% 香りの継続時間が長く、少しの量でしっかりと香りを楽しむことができます。ただし香りが強い分、使うシーンや付け過ぎには注意が必要です。 パルファン 1回の適量:1〜2滴(スプレータイプの場合は軽く1プッシュ) 香りの持続時間:5〜7時間程度 香料の割合:15~30%...

5mlの香水はどのくらいもつ? 容量別の使用回数や香水の使用期限について

小さなものから大きなものまで、さまざまなサイズの瓶で売られている香水ですが「選択肢が多過ぎて、どのサイズを選べば良いかわからない」「お試しサイズとしてよく...

香水の種類を知って自分にふさわしい香水を選んでみよう

香水の種類を知って自分にふさわしい香水を選んでみよう

香水は、出会った人に自分を魅力的な存在として印象付けることのできるアイテムです。香水の持つ力によって好感度を高めることができれば、初対面の人でも親しくなったり、気になる異性の心をつかんだりすることができるでしょう。 そこで今回の記事では、香水を使いこなせるように、香水の種類について解説をしていきます。それぞれの違いを理解して、自分にふさわしい香水を選んでみましょう。 賦香率(ふこうりつ)に基づく分類 賦香率とは、香水に含まれる香料の割合を意味する言葉です。 香水というのは香料・アルコール・蒸留水が材料であり、賦香率が香りの強さと持続時間を決定づけます。賦香率が高い香水であれば、少量でも効果を発揮しますし、使用してから時間が経過しても簡単に香りが消えません。 この賦香率に基づく香水の分類は「パルファム」、「オードパルファム(オーデパルファムと呼ぶこともあり)」、「オードトワレ」、「オーデコロン」の4つです。 なお、それぞれの香水の違いを知る上で、前提として知っておくべきことがあります。種類ごとの名称についてはメーカーごとの違いはないのですが、賦香率については統一された基準がありません。 メーカーは独自の基準で香水を分類しており、同じ賦香率の香水をあるメーカーでは「パルファム」として販売して、別のメーカーでは「オードパルファム」として販売するという具合にバラツキがあります。 異なるメーカーの香水を比較するときには、種類の名前だけでなく賦香率も確認しておくほうが良いでしょう。 「パルファム」は最も賦香率が高い香水であり、香料を贅沢に使っている分だけ価格が高いことが特徴です。 香りが最も強く深みがあり、持続時間も長いことからフォーマルな場に好んで用いられます。 日本において最もハイグレードの香水として扱われるのは、この「パルファム」です。パルファムの賦香率は目安として15%~30%で、持続時間の目安は5時間から12時間になります。 「オードパルファム」は「パルファム」に次ぐ賦香率の高さの香水であり、それなりの持続時間がありつつも価格が手頃であるということで若い女性に人気の種類です。 ちょっとした外出であれば、家に帰るまで香りを楽しむことができます。香水を使い慣れている人であれば、普段使いに最適な香水と言えます。「オードパルファム」の賦香率の目安は10%~15%で、持続時間の目安は5時間から7時間です。 「オーデトワレ」は賦香率が低い分だけ持続時間が短いですが、強い香りが苦手な人や香水を使い慣れていない人にとってはバランスの取れた香水として人気がでています。 フォーマルな場ではなくカジュアルな場にふさわしい香水であり、オフィスでつけていても周囲の人に香りで迷惑をかけることはありません。 「オーデトワレ」の賦香率の目安は5%~10%で、持続時間の目安は2時間から5時間です。このくらいの持続時間であれば、付け直しも必要になるでしょう。 「オーデコロン」は、ほぼアルコールと蒸留水からできています。爽快感があり、優しい香りを好む人にとっては最適な香水です。周囲の人に対してさりげなく香りでアピールすることができますし、リフレッシュ効果を得るために使うこともあります。 価格が安いので、香水の初心者はまず「オーデコロン」から慣れていくと良いでしょう。「オーデコロン」の賦香率の目安は1%から5%で、持続時間の目安は1~2時間です。 使い方としては、肌に直接つけるだけでなくハンカチやティッシュにつけて、香りを楽しみたいときに嗅ぐといった方法があります。 賦香率で香水を選ぶならば結婚式や同窓会などフォーマルな場に参加するときには、「パルファム」や「オードパルファム」がふさわしいでしょう。 あるいは香りで強烈な印象を与えたいデートや商談をするときにも、賦香率が高い香水がおすすめです。 逆に仕事や買い物など日常的な場面であれば、「オーデトワレ」や「オーデコロン」にしておけば、ほどよい香りで魅力的な自分を演出できます。 香料の種類による分類 香料によって、嗅いだときに感じる印象が大きく変わります。香水をつける場面や会う人に合わせて、香りを選びましょう。 香料の種類としては、柑橘系の香りがするシトラス、リンゴや桃といった果物の香りがするフルーティー、バラやジャスミンといった花の香りがするフローラル、樹木の香りがするウッディ、スパイスの香りがするオリエンタルなどがあります。 香料の種類から香水を選ぶときの考え方ですが、例えばシトラスは爽やかな香りですから、新鮮さや活発な印象を相手に与えたいときに使いましょう。 甘い香りのフルーティーは、可愛らしさを演出するときには最適です。 フローラルは、清涼さと甘さのバランスがとれている香りで万人受けしますし、オリエンタルは神秘的なイメージを強調します。 香料の種類で選ぶ場合、それぞれの香料で性質が異なることに気をつけなければいけません。シトラス系の香料は、他の香料に比べて揮発性が高くなっています。そのため、時間の経過とともに香りが変化することを考慮しましょう。...

香水の種類を知って自分にふさわしい香水を選んでみよう

香水は、出会った人に自分を魅力的な存在として印象付けることのできるアイテムです。香水の持つ力によって好感度を高めることができれば、初対面の人でも親しくなっ...

BTSジョンググ愛用の香水をご紹介!

BTSジョンググ愛用の香水をご紹介!

人一倍香りにこだわりがあることで有名なBTSのジョンググ。雑誌のインタビューでは、フルーツやミルク、花の香りなどが好きだと答えており、女性用の香水も集めているそう。 そんなジョンググがどんな香水を使っているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。 ここでは、BTSのジョンググが愛用している香水についてまとめてみました。 ジョンググが愛用している香水の最新情報 まずはジョンググが愛用している香水の最新情報をお伝えします。 FORMENTの「Signature Perfume Cotton Hug」 2021年に公開されたBTS公式YouTubeチャンネルの動画内で特定された香水です。ジョンググがバッグの中身を披露した際に、FORMENTの「Signature Perfume Cotton Hug」がポーチに入っていることが分かりました。 FORMENTとは、韓国のメンズ用スキンケアブランドのこと。トップノートにはフローラルなミュゲ(スズラン)、ミドルノートには甘い香りのローズ、ジャスミン、オレンジフラワー、ラストノートにはオリエンタルやセクシーな香りのパチュリ、シダーウッド、ムスク、アンバーが使われています。 石けんやお風呂上がりのような香りがする香水に仕上がっています。 韓国のメンズブランドの香水ではあるものの、コットンベースの柔らかな香りのため、男女問わずつけることができます。 THE PARFUMの「DO SON EAU DE PARFUM」もしくはVTコスメティックスの「L’atelier des SUBTILS PERFUME」 もう一つ同じ動画に映った香水があります。 完全に特定されている訳ではないものの、THE PARFUMの「DO SON EAU...

BTSジョンググ愛用の香水をご紹介!

人一倍香りにこだわりがあることで有名なBTSのジョンググ。雑誌のインタビューでは、フルーツやミルク、花の香りなどが好きだと答えており、女性用の香水も集めて...

ムスクとはどんな香り?ムスクの特徴・効果・種類・正しい付け方について

ムスクとはどんな香り?ムスクの特徴・効果・種類・正しい付け方について

ムスクとは、清潔感とほのかな色気をあわせもつ、独特の甘い香りが人気の香料です。香水を始め、石鹸、柔軟剤、ディフューザー、化粧品、ハンドクリームなど、身の回りの多くの製品に用いられています。 現在流通しているムスクのほとんどが合成香料ですが、元はジャコウジカ(麝香鹿)から採れる天然の香料でした。ムスクは、古くから媚薬効果やリラックス効果など、さまざまな効能がある貴重な香料として扱われてきました。この記事では、そんな魅力たっぷりのムスクの特徴、効果、種類、正しい付け方など、ムスクにまつわる基本知識をご紹介していきます。 ムスクとはどんな香り? ムスクは、深みのある独特の甘い香りが特徴です。「温かみのある香り」「色気のある香り」「動物的な香り」「ベビーパウダーの香り」などと表現されることもあります。ムスクの強みは、この特有の甘みと「香りの持続性の高さ」にあり、ラストノート(香水の最終段階で香る香り)に多く使われています。現在流通している香水の香調を見てみると、ラストのほとんどにムスクが入っていることに気づくかと思います。ムスクは、今や香水を作るのに欠かせない成分のひとつと言えます。 ムスクの原料・歴史について 現在、流通しているムスクのほとんどが人工的に生成される合成香料ですが、元はヒマラヤなどに生息するジャコウジカ(麝香鹿)という動物から採れる天然の香料でした。オスのジャコウジカは、生殖器とおへその間にジャコウセン(麝香腺)と呼ばれる器官を持っています。そこから分泌される、わずかなゼリー状の半液体であるジャコウ(麝香)が、本来のムスクです。一頭の鹿からわずか30gほどしか取れない貴重なもので、高級品として取引されていた歴史を持ちます。 人を引きつける魅力的な香り、拡散性、持続性をあわせもつムスクは、古くから香水の原料として使用されてきました。しかし、ムスク製造のためにジャコウジカが乱獲されたことから、その後ジャコウジカは絶滅の危機に瀕してしまいます。そのような歴史から、現在では天然の動物性ムスクはワシントン条約により取引が禁止されているため、ほとんど手に入らなくなっています。 この天然の動物性ムスクの代わりに登場したのが、人工的に生成される合成ムスクです。精油、エタノール、精製水などが主な原料となります。また、合成ムスクの構造は大きく分けて、大環状ムスク、多環状ムスク、ニトロムスク、脂環状ムスクの、4種類に分類されます。どのムスクを配合するかは、製造会社によっても異なります。 ムスクの香りの効能について 古くから、ムスクは気持ちをポジティブにしたりリラックスさせるための療法に使用されていたと言われています。天然の動物性ムスクには「強心作用」や「興奮作用」などの効果があり、薬としても使用されてきました。その他、病気の予防や精神衰弱、ぜんそくなどに効果があるとされ、一部の国では、現在でも漢方薬として用いられています。もともと、ムスクはジャコウジカのオスが、メスを惹きつけるためのフェロモンの香りです。 前述の通り、現在流通しているムスクのほとんどが合成ムスクであり、この合成ムスクには、天然ムスクと同等の効能はありません。しかし合成ムスクであっても、その独特の甘い香りは「官能的」または「異性を惹きつける香り」と評されることが多くあります。 ムスクの主な種類について ムスクと呼ばれる香りは1種類ですが、合成ムスクは成分の配合方法や配合比率によってさまざまな香りを表現することができます。以下では、合成ムスクの代表的な8つの種類をご紹介していきます。 合成ムスクの代表的存在「ホワイトムスク」 合成ムスクの中でも、最もよく知られているのがホワイトムスクです。動物性の天然ムスクを模した、甘く深みのある高貴な香りが特徴です。濃厚な天然ムスクに比べると、くせのない爽やかな香りと言えます。石鹸のような香りであることから、ホワイトムスクと呼ばれています。ホワイトムスクは。香料の正式な成分名としてではなく、天然ムスクの代わりに使われる「一般的な合成ムスクの通称」として用いられることも多くあります。 官能的に香る「レッドムスク」 甘い香りの中に、ピリリとした刺激的な香りが効いているのが「レッドムスク」です。ムスクの中でも、個性が強くより官能的な香りとも言われています。香水を使い慣れた方や、男性にも人気の香りです。暖かみのある香りに包まれて眠りたい時の「寝香水」としての使用や、デートの際にもおすすめです。 森のように爽やかで深い「ウッディムスク」 「ウッディムスク」はその名前の通り、森のように爽やかで、落ち着いた深い香りが特徴です。ホワイトムスクに比べてクセがなく、優しく香るので、男性用の香水にも多く用いられています。 優しく香る「カシミアムスク」 「カシミアムスク」は、保湿・保温効果が高い、高級素材のカシミアをイメージして作られた香りです。ふんわりと優しく包み込むように広がる香りが特徴で、控えめにムスクを楽しみたい方や、香水初心者さんにもおすすめです。 さりげなく広がる「クリスタルムスク」 香水を付けてから30分くらいまでに広がる香りを「トップノート」と呼びますが、クリスタルムスクはこのトップノートが控えめで、さりげなく広がる香りが特徴です。また、控えめながらも甘く持続性があることから、多くのムスク系香水に用いられています。 高級感漂う「パウダリームスク」 「パウダリームスク」は、高級感漂う大人な雰囲気の甘く優しい香りが特徴です。香水を始め、フレグランスシートにも多く使用されています。パウダリームスクを用いたフレグランスシートを、玄関やシューズクローク、クローゼット内に忍ばせることで、手軽にワンランク上の空間を演出することができます。 甘酸っぱく可憐な「ブラックベリームスク」 ムスク特有の甘さの中に、ベリー系の甘酸っぱい香りを加えたのが「ブラックベリームスク」です。少女のような可憐さが魅力の香りです。ムスクの魅力を活かしつつ、少し個性を出したい方におすすめです。 柑橘系の香りが特徴「マンダリンムスク」 「マンダリンムスク」は、柑橘系の爽やかな香りが特徴です。一般的なムスクの甘い香りを求める方には不向きですが、ムスクの中にも爽やかさや新しさを求める方にはぴったりです。普通のムスクとは一味違った香りをお探しの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。 ムスクの香水をつける際のポイント...

ムスクとはどんな香り?ムスクの特徴・効果・種類・正しい付け方について

ムスクとは、清潔感とほのかな色気をあわせもつ、独特の甘い香りが人気の香料です。香水を始め、石鹸、柔軟剤、ディフューザー、化粧品、ハンドクリームなど、身の回...

香水の重ね付け(レイヤリング)とは?失敗しない香り選びや正しい付け方について

香水の重ね付け(レイヤリング)とは?失敗しない香り選びや正しい付け方について

香水を「重ね付け」するというテクニックをご存知でしょうか。複数の香水を重ね付けすることを「レイヤリング」又は「レイヤー使い」と呼びます。お気に入りの香水を1種類で使ってももちろん素敵ですが、2〜3種類の香水を重ね付けすることで、香りに奥行きを出したり、自分だけの香りを楽しむことができます。手持ちの香りに変化を付けたい場合にもおすすめです。 とは言え、数多くある香水の中で「どの香りをどのように組み合わせたら良いのかわからない」と迷われる方も多いかと思います。この記事では、香水の重ね付けについて、香りの選び方から正しい付け方まで詳しくご紹介していきます。 香水の重ね付け(レイヤリング)とは? 香水の「重ね付け」とは、2〜3種類の複数の香水をまとって香りの調和や変化を楽しむことを指します。「レイヤリング」又は「レイヤー使い」と呼ばれることもあります。 香水の重ねづけを推奨しているブランドもあり「カクテル」や「ミソコロジー」と呼ばれたり、各ブランドによってその名称もさまざまです。 香水の重ね付けのメリットについて 香水を重ね付けする際は、下半身と上半身、体の前と後、というようにそれぞれの身体の部位に違った香りを付けるのが基本です。そうすることで空気中に香りの層が生まれ、香りを立体的に楽しむことができます。複数の香りを組み合わせることで、手軽に自分だけの香りを纏うことができ、自己表現の幅もぐっと広がります。 また香水の重ね付けは、「手持ちの香水に飽きてしまった」という方や「その日の気分や予定によって違う香りを楽しみたい」という方にもぴったりです。香水の適切な使用期限はパッケージ開封済みのもので約1年、未開封のものでも約3年と意外と短いもの。1度に使う量も少なく、開封しても使い切るまでに時間がかかるので、使い切れずに余らせてしまっているケースも多いのではないでしょうか。他の香水との重ね付けなどで気分を変えつつ、香りや成分が劣化する前に使い切ってしまうことをおすすめします。 香水を重ね付けする際の注意点 香水を重ね付けする際は、2種類にこだわらず、3種類以上の香りを使っても問題ありません。自分が心地良いと感じる香りを自由に組み合わせて楽しみましょう。とは言え、香水によってはあまり重ね付けに適さないものもあります。例えば、調香師によって香りのバランスが緻密に計算された高価なブランド香水などです。 一般的に、香水の香りは付けてから時間が経つにつれて3段階に変化します。それぞれトップノート、ミドルノート、ラストノートと呼ばれていますが、この香りの変化やバランスが1本で綺麗にまとまるように計算されて作られた複雑な構成の香りの場合、重ね付けすることによって、調香のバランスを崩してしまうことがあります。 それほど神経質になる必要はありませんが、重ね付けをする香水選びに迷った際は、単体の香りで構成されたシンプルな「シングルノート」の香水を組み合わせるのが無難です。 香水を重ね付けする際の香り選びのポイント ここでは、異なる2つ以上の香りを組み合わせる際の、香り選びのポイントについてご紹介していきます。 (1) 同じ香料を使った香水を組み合わせる 初心者さんでも失敗しにくい組み合わせは「同じ香料」を使用した香水や「香りのイメージが近い」ものを選ぶという方法です。 例えば、ロマンチックなフローラル系同士、爽やかな柑橘系同士、というように同系統のものであれば、他ブランドの香水や複数の香りであってもお互いにケンカせずにバランスよくまとまります。 男女問わず好感度の高い香りでまとめたい時は、オレンジやベルガモットなどのシトラス系をベースにするのがおすすめです。その他、清潔感のある石鹸の香りや水をイメージしたアクア系もクセがなく、普段使いしやすい香りです。 (2) 正反対の香り組み合わせてコントラストを楽しむ 上級者さんの場合、シトラス系×ウッディ系、フローラル系 × スパイシー系というように、あえて正反対の香りを組み合わせて、コントラストを楽しむという方法もあります。その他、フルーティ系やフローラル系などの、ふんわりとしたイメージの香りに、スパイシー系の香りを少し加えることで、アクセントが効いたおしゃれな印象の香りに仕上がります。 全く異なる種類の香りを組み合わせることで一方の香りをより引き立てたり、個性的な香りを発見できることがあります。重ね付けに慣れてきたら、色々な組み合わせに挑戦してみてはいかがでしょうか。 (3)シングルノート同士の香水を組み合わせる 【香水を重ね付けする際の注意点】の項目でご紹介したように、重ね付けをする香水選びに迷った際は、単体の香りで構成されたシンプルな「シングルノート」の香水を組み合わせると良いでしょう。 一般的に、香水は時間の経過と共に香りが変化していきます。付け始め〜30分くらいの香りをトップノート、トップノートのあとに1〜2時間続く香りをミドルノート、香水を付けてから2〜3時間後に現れる香りをラストノートと呼びます。 一方で、1種類の香料のみを使用して作られた「シングルノート」と呼ばれる香水もあります。シングルノートは、トップノート、ミドルノート、ラストノートと呼ばれるような複雑な香りの変化がなく、重ね付けする際もお互いに香りのバランスを保ちやすいと言えます。また、付けた時の香りがそのまま継続するため、相性の良い香りが比較的見つけやすいというのもメリットです。 香水を重ね付けする際の正しい方法について 立体的に香りを楽しんだり、付ける人の魅力をより際立てたりと、香水の重ね付けにはさまざまな効果が期待できます。ただし香水の量や使い方を一歩間違えると、周囲に迷惑をかけてしまう可能性も。香水を楽しむ際は、周囲への配慮も大切です。ここでは、複数の香水を使用する際の「適量」や「身体のどこに付けると良いのか」など、正しく「香水の重ね付け」を楽しむための方法についてご紹介していきます。 (1)一箇所に一種類の香りをまとう...

香水の重ね付け(レイヤリング)とは?失敗しない香り選びや正しい付け方について

香水を「重ね付け」するというテクニックをご存知でしょうか。複数の香水を重ね付けすることを「レイヤリング」又は「レイヤー使い」と呼びます。お気に入りの香水...

香水をふんわり香らせる方法は?正しい付け方と注意点について

香水をふんわり香らせる方法は?正しい付け方と注意点について

香水は、付ける人の魅力を際立てたり、個性を主張することができる重要なアイテムのひとつ。さらには、気持ちを高めたりリラックスさせたりと、香水の効果は多岐に渡ります。ただし選び方や付け方を間違えると、周囲に迷惑をかけてしまう可能性も。自分だけでなく、周囲にとっても心地よく香水を使いたいところですよね。 そこでこの記事では、香水の正しい付け方、香水に関するエチケットまで詳しくご紹介しています。香水を身に付ける際は、ぜひ参考にしてみてくださいね! 香水の種類と香りの持続時間について まず初めに、香水の種類についてご紹介していきます。香水は大きく分けると4種類に分けられます。香料の濃度によって分類され、濃度が高くなるほど香りの持続時間は長くなります。香水を選ぶ際は、香りの持続時間の違いを覚えておくと良いでしょう。 オーデコロン 香りの持続時間:1~2時間程度 香料の割合:3~5% オーデコロンは香水の中で最も香料の濃度が低く、持続時間が短い種類になります。入浴後や就寝前に使ってリラックスしたいという方や、ほのかに香らせたいという方におすすめです。オーデコロンの「オーデ」は、フランス語で「水の」という意味を指します。 オードトワレ 香りの持続時間:2~4時間程度香料の割合:5~10%軽やかな香りと程よい持続時間のオードトワレは、香水初心者さんにも使いやすく人気のタイプです。1日中香りを楽しみたい方は、アトマイザーに小分けにして持ち歩き、匂いが薄くなってきたタイミングで重ね付けをすると良いでしょう。 オードパルファン 香りの持続時間:3~5時間程度香料の割合:10~15% 強めの香りを好む方や、重ね付けをせずに1日中香りを楽しみたいという方にはオードパルファンがおすすめです。ただし香りが強い分、シーンや付ける量には注意が必要です。 パルファン 香りの持続時間:5〜7時間程度香料の割合:15~30%パルファンは最も香料の濃度の高い種類になります。わずかな量でも長時間、濃厚な香りが楽しめます。ただし日本ではあまりメジャーではなく、取り扱いのあるお店も限られています。 香水の香りの変化について 同じ香水でも、付けてから時間が経つにつれてその香りは徐々に変化していきます。付けてすぐは強く感じた香りが、徐々に馴染んできたように感じるのはこのためです。香水の香りは主に3段階に変化し、それぞれトップノート、ミドルノート、ラストノートと呼ばれています。 トップノート 付け始め〜30分くらいの香りをトップノートと呼びます。揮発性が高く、まだ香水に含まれるアルコールが飛んでいないため、香りを強く感じる傾向にあります。フルーツやハーブなどの香りが主流です。 ミドルノート トップノートのあとに1〜2時間続く香りをミドルノートと呼びます。最も香りのバランスが良く、香水の主役の香りと言えます。 ラストノート 香水を付けてから2~3時間後に現れる香りをラストノートと呼びます。ほのかに香り、ムスクやバニラ系などの深みのある香りが主流です。 正しい香水の付け方について 次に、適量や身体のどこに付けると良いのかなど、香水の正しい付け方について詳しくご紹介していきます。 基本は身体から20~30センチ離して1プッシュ 香水の付け方の基本は、身体から20~30センチ離して1プッシュと覚えておきましょう。香りの控えめなオーデコロンであれば、様子をみながら2〜3プッシュしても良いでしょう。前述の通り、香水は香料の濃度によって香りの持続時間が異なります。量をたくさん付けたからと言って香りの持続時間が長くなるわけではありません。過度な香りは周囲の迷惑になりかねないので注意が必要です。自分にとっては慣れ親しんだ香りであっても、周囲の人には予想以上に強く感じるものです。少し「物足りない」と感じるくらいの量を意識しましょう。また、特に海外製の香水の場合、1プッシュあたりの噴射量が多めに作られているものもあります。噴出量が多いと感じる時は、スプレーの押し方を控えめにしたり、空中に一拭きさせてその中に身体をくぐらせるなどの工夫をしてみましょう。どうしても量の調節が難しい場合は、ロールオンタイプのアトマイザーに詰め替えて使用するという方法もあります。また、もっとさりげなく香らせたい場合は、まず香水をコットンやハンカチに吹き付けてから肌に乗せるという方法もあります。香りが強いパルファンなどの香水を使う際にもおすすめです。 強く香らせたい時は上半身、ほんのり香らせたい時は下半身に 香水は、体温が高くなる場所に付けるほど香りが広がりやすいと言われています。香水を付ける場所は、どのように香らせたいかによって選びましょう。 香水を強く香らせたい時は上半身に付けるのがおすすめです。...

香水をふんわり香らせる方法は?正しい付け方と注意点について

香水は、付ける人の魅力を際立てたり、個性を主張することができる重要なアイテムのひとつ。さらには、気持ちを高めたりリラックスさせたりと、香水の効果は多岐に渡...