少しでも気分を明るくしたいという思いで、好みの香水をつけて出勤したいという方もいるのではないでしょうか。
しかし、職場の人たちから非常識だと思われたらどうしようと考えてしまい、香水をつける事を躊躇したしまうという方もいるかもしれません。
そこで今回は、自分自身のイメージアップに繋げるためにも職場で香水をつける場合のメリット・デメリットや注意点などを紹介していきます。
そもそも職場で香水をつけるのはあり?
そもそも職場で香水をつけて良いのか悩んだ事があるという方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、職場で香水を付ける事はマナー違反というわけではありません。
ただ、企業風土や仕事内容、ビジネスシーンなどの状況によってつけて良いのかどうかという判断は異なってきます。
例えば営業や接客業など、顧客と接する機会が多い仕事の場合は、香水をつけている事で清潔感や上品さといったイメージを顧客相手に与える事が期待できるでしょう。
一方、病院やクリニックといった医療関係の職場や食料品を扱う職場で働く方は、仕事に支障をきたす可能性があるため、安易に香水をつけるのは難しいと言えます。
職場環境や仕事内容を考慮しながら香水をつけて良いのかその都度判断する事が大切です。また社会人1年目の新人社員の方は、香水をつけるのは避けた方が無難でしょう。
社会人1年目という時期は、OJTや研修などを通じて仕事のやり方や企業のマナーを学ぶ時期です。企業の社内規定や風土を正しく把握しきれていない状態で香水付ける事はリスクが高く、上司などからマイナスなイメージを与えかねません。
企業によっては香水をつける事自体NGとなっているケースもあるので、就職前にはきちんと確認しておくようにしましょう。一般的に飲食店など不特定多数のお客さんと接する事が多い職場では香水の使用が禁止されている割合が高いと言えます。
職場で香水をつけるメリット・デメリットとは
職場で香水をつけるメリットとして挙げられるのが、自分自身のイメージアップに繋がるという点です。適度な香りをまとう事はビジネスマンとして必要な要素と言える「清潔感」を演出してくれる効果があります。
また気品やクールな大人なども演出してくれるので、周辺にいる社員や顧客に対してその印象を与え、自分のイメージアップも期待できるのです。好感度をさりげなく相手に植え付けるアイテムとしての香水の使用は適切と言えるでしょう。
一方、周囲の人にマイナスなイメージを与えてしまう可能性がある点が香水のデメリットです。
香水をつける量や種類によっては、相手に不快感を抱かせてしまいます。例えば思わず鼻をつまんでしまうそうなほどの強い香りの香水をつけている人がいたら、キツくて不快な気持ちになり、仕事に集中できないという人もいるかもしれません。
香水はイメージアップが期待できる反面、自分自身の評価を下げてしまう可能性もあります。そのため、メリットとデメリットをきちんと理解した上で香水をつけるかつけなかを決める事が大切であると言えるでしょう。
汗臭い状態で香水をつけるのはNG
香水を付ける場合、きちんと理解しておくべき点と言えるのが、汗との関係性です。汗臭いまま打ち合わせに出席するのは嫌なので香水をつけようと思った事がある方もいるのではないでしょうか。
しかし、結論から言うと汗が残っている状態で、香水をつけるのはNGです。実は香水と汗との相性は良いものではなく、汗と香水が混ざり合ってしまうと異臭が発生する要因になる可能性があります。
そのため、汗臭いと思われたくないので香水をつけようと思っている方は、つけないようにする事が賢明と言えます。どうしても香水をつけたいという場合は、体を洗って清潔にしてからつけるよう心がけましょう。
また首筋や脇など汗がかきやすい場所へ香水を使用する事もNGです。体が清潔であっても、汗のかきやすい所につけると、時間の経過とともに異臭を放つリスクがあります。
体臭がどうしても気になる場合は相性の良い香りを放つ香水を選ぼう!
汗をかいている状態での香水の使用は避けるべきですが、一方で体臭が気になる場合は必ずしもつけてはいけないという事はありません。
ただ、あくまで香水は香りをつけるためのアイテムであり、体臭を消すためのものではないという点は理解しておきましょう。安易に香水を使用すると香りによっては体臭をより強めてしまい、逆効果になる可能性もあります。
どうしても体臭を消したいという方は、消臭効果があると言われているデオドラント系の香水を選ぶのが良いでしょう。
また香水だけでなく、香りつきのワックスも一緒に使いたいという場合は、匂いが混ざらないよう同じ系統の香りがする香水を選ぶのがベストと言えます。
職場でつける香水を選ぶ際に注意すべき点とは
職場用の香水を選ぶ際に注意しおくべき点と言えるのが、香りの選び方です。周囲に一定数の人がいる職場では、華やかさが際立つ香りや個性的な香りがする香水は、一般的に好まれない傾向にあると言えます。
理由としては香りの好みは一人一人異なるため、職場などプライベートな環境下ではない場所では、周りの人たちに対する配慮が必要になってくるからです。周囲への配慮が足りないと、自分自身のイメージダウンに繋がる可能性があります。
そうならないためにも、なるべく控えめで不特定多数の人にウケるような香りを持っている香水を選ぶようにしましょう。例えば、不特定多数の人にウケが良いと言われているのが、シトラス又は石けんの香りを持つ香水です。
シトラスはグレープフルーツやオレンジなど、柑橘系の香りが楽しめます。男女共に人気の高い香りであり、清潔感や爽やかさを演出したい方にはピッタリな香りです。
また、ほんのりとした甘さ楽しめる石けんの香りも清潔感を演出したい方には要チェックな香りであると言えます。石けんは季節やシーンに関係なく使える香りであるため、香水の香りとして1本持っておくと何かと便利でしょう。
さらに香水選びでは香水の濃度にも注意する必要があります。せっかく周囲の人に配慮したウケの良い香水を選んでも濃度によってはキツイイメージになってしまう可能性があるからです。
そこで職場に適した濃度の香水として挙げられるのが、オーデコロンです。やや弱めな芳香であるので職場で使う香水の濃度としてはピッタリと言えるでしょう。
香水の特徴を正しく理解した上で使用しましょう!
職場における香水は、自分自身のイメージを格段に良くする方法としては有効なアイテムであると言えます。
ただ、香水に関しては様々な香りが存在しているため、香水選びを間違えると周囲に不快感を与えてイメージを下げてしまうというリスクも潜んでいます。
周囲の人たちに不快を与えないようにするには、香水のメリット・デメリットを正しく理解し注意しておくべき点をきちんと把握しておく事が大切です。
この記事はMELLフレングランス編集部が監修しました。小分け香水に関して、今後もお役に立つ情報を提供してまいります。