体臭に合わない香水をつけていると、香水のよい香りが軽減してしまったり、かえって不快感を与えてしまうような香りになってしまうなどといった可能性もあります。
香水を使う際には、自分の体臭に合う香りを選ぶことが重要です。体臭は、個人の年齢、性別、人種といった要素によって異なります。体臭にあう香りを知りたい場合は、肌タイプに合った香水を試してみるのがよいでしょう。
今回は、人によって香りが異なるポイントを解説。また、肌タイプごとにマッチする香りをご紹介します。
本記事を参考にして、自分の体臭にあった香りをチェックしてみてください。
体臭と香水の関係とは?人によって香りが異なるポイントをご紹介
まずは、体臭と香水の関係について、人によって香りが異なる以下のポイントについてご紹介します。
・年齢による香りの差
・性別による香りの差
・人種による香りの差
それぞれ詳しく解説していきます。
年齢による香りの差
年齢は、香りにも大きな影響を与えます。
子供や若い人は、新陳代謝が積極的で皮脂分泌が多く、独特な香りがあり、香りも変化しやすいところがあります。
年齢によって身体の香りが変わることを念頭に置き、自分の体臭に合った香水を選ぶことが大切です。
性別による香りの差
男性と女性では、香りにも差があります。
男性の体臭は一般的に女性よりも強いですが、これはホルモンの影響や皮脂の分泌量の違いが関係しています。
また女性は、生理周期や妊娠によって香りが変化することもあります。
くわえて、女性は女性らしさをつくる「エストロゲン」という女性ホルモンの影響を受け、男性よりも甘いフルーティな香りを持つことが多いです。
人種による香りの差
遺伝的な要素や食文化、習慣なども、香りに影響を与えます。
例えば、アジア人は特有の体臭を持つことが知られており、地中海周辺の人々はオリーブハーブの香りが感じられることがあります。
一方、アフリカ系の人々はアポクリン腺を多く持ち、強い体臭を発することがあります。
肌のタイプから体臭に合う香水をチェック
肌タイプにあった香りを知れば、体臭にマッチする香水を選ぶことも可能になるでしょう。
そこでこの項目では、肌のタイプごとに合う香りをご紹介します。
肌タイプの種類は、以下4つです。
・スウィートスキン
・ムスキースキン
・ウッディースキン
・ニュートラルスキン
それぞれの肌タイプについて、詳しく解説していきます。
自分の肌のタイプを理解し、体臭に合った香りを探してみてください。
スウィートスキン
スウィートスキンは、日本人にもっとも多い肌タイプだとされています。
スウィートスキンの特徴は、甘い魅力的な香りを持つことです。また、スウィートスキンには、香りが持続しやすいといった特徴もあります。
この肌のタイプには、フルーティな香りやフローラルな香りがよく合います。
例えば、ベリーや桃、バラ、ジャスミンなどの香りが代表的。
これらの香りは、肌の甘さを惜しみながら、さわやかで女性らしい印象を与えます。
【スウィートスキンを持つ方の特徴】
・甘い香りの香水をつけていると、「甘すぎる」と感じてしまう
・チョコレートや砂糖、ミルク系(グルマン系)の香りを苦手だと感じる
・シトラス系の香りをつけても長持ちしない
ムスキースキン
ムスキースキンの特徴は、センシュアルで官能的な香りを持つことです。
この肌のタイプには、ウッディな香りやアンバー、バニラ、ムスクの香りが相性が良いです。これらの香りは肌によくなじみ、ほのかなセクシーさを演出してくれると同時に、温かみのある印象を与えます。
ムスキースキンの方は、ぜひムスクやウッディな香りを試してみてください。
【ムスキースキンを持つ方の特徴】
・香水のアルコールの飛びが遅いと感じる
・強い香りではない香水の香りでも、長時間持続する
・ムスク・アンバーなどの動物性香料の香りをしつこいと感じる
ウッディースキン
ウッディースキンの特徴は、渋く重厚な香りを持つことです。ウッディースキンの方には、落ち着いた香りが似合います。
この肌のタイプには、シダーウッドやサンダルウッド、パチョリなどの香りがぴったり。これらの香りは、知られていて男性らしい印象を与えます。
ウッディースキンの方は、ウッディーな香りやスモーキーな香りがおすすめです。
【ウッディースキンを持つ方の特徴】
・他人がつけていてよい香りと感じた香水でも、自分がつけると別の香りのように感じる
・温かみのある香りがしっくりくる
・試香紙やボトルから感じる香りと、実際自分につけた香りが大きく異なる
ニュートラルスキン
ニュートラルスキンの特徴は、肌の香りが特に目立たないため、幅広い香りに合うことです。
この肌のタイプは、さまざまな香りを楽しむことができます。
自然な香りやシトラス系の香り、爽やかなグリーンの香りなど、バラエティ豊かな香りがニュートラルスキンに適しています。
自分の好みやシーンに合わせて、様々な香りを楽しんでみてください。
【ニュートラルスキンを持つ方の特徴】
・試香紙やボトルから感じる香りと、実際自分に付けた香りに変化がない
・香水やコロンの香りが肌になじまないと感じる
・嗅覚が敏感
まとめ
香水を選ぶ際は、体臭に合わないにあった香りを選ぶことが重要です。また、体臭にあった香水を選ぶ際は、肌タイプごとの香りを参考にするとよいでしょう。
例えば、スウィートスキンにはフルーティな香りやフローラルな香り、ムスキースキンにはウッディな香りやアンバーがおすすめウッディースキンにはウッディな香りやシダーウッドが相性が良く、ニュートラルスキンはしっかり香りが合います。
香りの選択は個人の好みによるものですが、肌のタイプを参考にすることで、より一層体臭と合った、香水の香りを楽しむことができます。
この記事はMELLフレングランス編集部が監修しました。小分け香水に関して、今後もお役に立つ情報を提供してまいります。